tatefuri

練習では決して手を抜いていないのにも関わらず、明らかに練習量が少ない人よりも上達
しない
というのは決して珍しくありません。

上達速度には個人差はあるのは当然ですし、現在の身体能力やセンス、才能などの要素に
よっても変わってくるからです。

しかし、コツコツと練習を続けていてもなかなか上達できないというのは悔しいですし、
指導者から努力が足りないから上達できないなどと言われると腹立たしい思いをすること
も多いのではないでしょうか。

十分に練習をしていても上達できないなどと文句でも言おうものなら、オウム返しのよう
に「今よりも練習量を増やせ」と言われるだけです。
早朝から深夜まで、寝る間を惜しんで野球の練習をしろと檄を飛ばされて終わりです。

8000名以上の野球少年を指導してきた榊原貴之さんは、とにかく練習量を増やせば上達
できるという考え方に批判的
です。

榊原さんは練習をしなくても良いなどと言っているわけではありませんから勘違いをしては
いけませんが、練習をするにしても内容が重要だと指摘します。

少年野球の場合は難しい野球理論を教えても理解できないこともあって、屁理屈をこねる
暇があったら体を動かして身に付けろといった指導が少なくありませんし、その指導内容
に関しても、何世代も前の骨董品レベルの古臭い内容である場合が珍しくありません。

例えば、「タイミングを合わせなければボールは打てない」といった考え方をする指導者
が多いのですが、それこそ、当てに行くだけのバッティングになってしまいます。
減速すること無くバットを振りぬきながらタイミングを合わせろといっても、そう簡単に
できませんから、ヘッドスピードを落としてタイミングを合わせようとするわけです。

タイミングを合わせるだけで長打が打てるようになるためには、相当な筋力がないと無理
ですから、体格面や身体能力で劣っていると長距離砲になるのは、まず不可能です。

体を鍛えて身体能力を向上させろといっても限度があります。

そこで、榊原さんが重視しているのが上手な野球選手がプレーする感覚を身につけさせる
というポイントです。

感覚もわからないままにフォームや形ばかりを教えても身につかないのです。

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